ADHD(注意欠如多動性障害)の原因。親のせい?決して違います!

ADHD(注意欠如多動性障害)は、近年良く知られるようになって来ました。

しかし、言葉は知っていても詳しく知らない人も少なくありません。
本人の努力の他にも、周囲の理解が必要な障害であるADHD(注意欠如多動性障害)。

その原因を、見てみましょう。

ADHD(注意欠如多動性障害)は、不注意、多動性、衝動性の3つの衝動が見られる発達障害です。

「問題行動を起こす子供」には多くADHD(注意欠如多動性障害)の子供が含まれていました。
周囲の理解がないために、子供本人やその保護者が辛い思いをすることもあります。

ADHD(注意欠如多動性障害)の症状は、公共の場でじっとしていられなかったり(多動性)、遊ぶ順番を待つ事が出来ず横入りをしてしまったり(衝動性)、物忘れや忘れ物が多かったり(不注意)します。

これらの行動を見た人の中には「親のしつけがなっていない」と思う人も少なくありません。
また、ADHD(注意欠如多動性障害)だと言ってもしつけが出来ていない事の良い訳だと思う人も少なくありません。

しかし、ADHD(注意欠如多動性障害)の原因はしつけとは全く関係ありません。
ADHD(注意欠如多動性障害)は脳の機能障害なのです。

ADHD(注意欠如多動性障害)は、まだまだ解明されていないメカニズムが多くあります。
それでも、日々の研究によって判ってきたことも多くあります。

ADHD(注意欠如多動性障害)の子供の脳をMRI検査したところ、通常の子供に比べ前頭葉や大脳基底核の一部である尾状核(びじょうかく)が10%も小さいと言う報告があります。
尾状核と言う部位は、注意力・行動調性に関わる部位です。
前頭葉は、認知力・思考力・注意力・集中力に関わる部位です。

他にも、SPECTの検査結果によるとADHD(注意欠如多動性障害)の子供は通常よりも脳の血流量が少ないことが判っています。
これにより、脳の一部の活動が低下していることが判ります。

また、脳は検査を行った時、ADHD(注意欠如多動性障害)の子供の脳はは実年齢よりも幼い波形になることが多いと報告されています。

ADHD(注意欠如多動性障害)の原因は判っていません。
出産・妊娠時のトラブルが原因ではないかと言われることもありますが、はっきりした因果関係は判っていません。
また、ADHD(注意欠如多動性障害)の子供には家族血縁にADHD(注意欠如多動性障害)の人がいる割合が高く、遺伝的要素は強いと言われています。

この様に、ADHD(注意欠如多動性障害)はしつけや環境が原因ではなく、脳の発達に障害があることが原因なのです。

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